第30回:「思い出通り」

今回は昔懐かしい”思い出通り”を書きたいと思います。
なぜこの題材にしたかは、会社の帰り道を変えてみたら
そこには懐かしい通りを通過する事になり、毎日いろいろ思い出せたから。
私の住む場所は田舎で、電車で一駅となりの町へ中学の頃買い物してました。
始まったばかりのビデオレンタル、ファミコンがブームになってきて
初めてみる中古の販売、見た事のないいろんな種類を置いてある本屋
そしてたくさんの古本を置いてある店。
そんな風にたくさん最新がそこには存在していて、中学生ながら都会に感じていました。
毎回行くのが楽しみで、本屋でいろんな本を立ち読みしたり
たまにはビデオを借りたり、そしていろんなものを食べたり
その通りには何もかもが揃う・・・そんな場所でもあります。
そして古本屋は、中に入ると狭い通路で両脇にたくさんの古本
それこそ見た事のない本も沢山あり、小説を読むのがブームだったので
いろんな本を見て、面白ければ買っていました。
その古本屋はそれだけではありませんでした。
眼鏡をかけた、その頃で25歳前後の女性が一人店番をしていて
いつ行っても本を読んでいました。
その姿が何より”大人”を感じたり”女性らしさ”を感じていたのです
知的でいつも本を読みたくさんの物語をしっている・・・とても不思議な存在でした。
あくまで一方的な見方だけではありますが、本当にそう感じていました。
そんな万能の通りも今ではそのほとんどの店がつぶれてしまい
夕方通れば光るのは飲み屋の看板のみ・・・
あれからかなりの年月が経った今、目の前に広がる景色が真実
とても悲しさを感じています。
時の流れがこんなにいろんな存在を変えていくのだと思うと
とても怖く感じるのも事実です。
でも、その時の中で生きていくしかなく認めるしかないのだと・・・そう思います。