| 第45回:『24Hの暗闇とロウソク』 |
| 今年の夏に経験できたとても大切で儚かった書き置きをします。 始まりは台風で夕方から直撃とニュースで盛り上がっていました。 特に私は気にする事もなく、とりあえずお風呂だけは早めに準備をすませ 夕飯を食べることにしました。 住んでる場所が駅の近くもあってもし停電してもすぐ復旧すると思っていたからです。 ところがその安易な自信も夕方6時過ぎ夕食の途中でなくなりました。 停電になり外は風で空は雲で6時過ぎでもかなり暗く、まずご飯を食べ終わる事ができ どうせそろそろ電気も復旧するだろうとお風呂へ入る事にしました。 以前にもらった小さなアロマキャンドルをお風呂場に置いてみましたが とても暗く感じて懐中電灯をつけながら入ったのですが 途中外が完全に暗くなるとそのキャンドルがとても明るくて 予備にあった2個をお風呂の淵に置いてみたところ 暗かったお風呂場が暖かい光に包まれ、思わず見とれるぐらいに・・・ 人工的な光でもなく、自然の強い光でもなく 少し風が吹くだけで揺らぐその小さな炎の光は バカみたいに温かく・・・ずっと眺めたくなるほどでした。 お風呂で感動してしまった私はさっそく大きめのロウソクを部屋の高い場所へおきました。 それだけでも部屋は暖かい光に包まれて、時々揺らぐその光もまた 普段の生活の中で感じる事ができない光で、とても綺麗でした。 電気の復旧もなくそのまま布団を敷いて横になりました。 ロウソクの炎で揺れる光を眺めながらうとうとするだけで時を過ごしました。 TVの音もPCの音も何もなく、ただ揺れるロウソクの明かりだけ・・・・・ とてものんびりした時の流れの中で寝ては起き・・・ 起きてはのんびり天井を眺めたり・・・ 途中起きて、お気に入りの椅子に座り光の無い真っ暗な風景を眺めながら ウォークマンでお気に入りの曲を聞いて、流れて行く雲や風でなびく木々を眺めました。 また布団へ戻り天井を眺め・・・強い風の音を感じながら・・・・そして朝を迎えました。 朝7時に電気の復旧・・・ その瞬間にいつもと変わらない毎日にもどりました。 なんとなく悲しくて、その時がまるで幻だったかのように感じてしまったけれど 確かにこの世界を灯したロウソクは確かにそこに在りました。 私にとってとても不思議で癒された1日 時にはそんな時の過ごし方もいいなと思います。 皆さんも体験してみませんか?ロウソクだけで照らされる世界の中で のんびり過ごしてみたり・・・ きっと自分お新たな面を感じる事ができるのだと思います。 |