18年ぶりにここへ帰って来た・・・
それはとても暑い夏、そうあの頃と同じ季節に
「暑いなぁ」
そういいながらも肩にはカメラとペットボトルをかけて、
遠い記憶を頼りにこの道を歩く。
やがて遠くに見えてくる風景がとても懐かしくて・・・共に心も騒ぎ出した。
道を抜けるとそこには田んぼや川や・・・そして「だんだん山」が
見えてきた。
そう、ここは小学生の頃夏休みとなると必ず訪れた場所。
「冒険の森」への通り道。
途中の川にはゲンゴロウやメダカ・・・そんな虫が沢山居る
自然そのものと言って過言ではない場所で沢山遊んでいた事。
今思うと幸せな事なのかもしれないと思える。





あぜ道を歩くと沢山の稲穂がきれいな緑色で太陽を日を浴びていた。
確かにあぜ道は有る、しかし僕らには冒険のルールが有った。
ルールと言うのは秘密の場所まであぜ道を通らない事。
そしてその場所へ向かっての決まったルートが有り
3つの難関と言える「門」が有り
それを無事に乗り越えた者だけがその場へたどり着けた。

更に歩いて行くとルートへの入り口が有る。
この小さな小川を橋で渡るのではなく、飛び越えて向こう岸へ行く事がルール
一人ずつ飛んでいくのだけど、有る意味「勇気」を見せる場所でもあった。
無論全員成功するかと言うと、そうでもなく中にはこの川に落ちる者も居たが
そこにはまたルールが存在していて、それは絶対泣かない事
そして泣いた場合家に帰る事だった。
もし落ちた者が居たらすぐに助ける、そうしてまずこの入り口が終わる。